ストーリーコースホームページTOP>ストーリーマンガコースとは


 京都精華大学マンガ学部はマンガ学科・プロデュース学科・アニメーション学科の3つの学科から成り、
さらにマンガ学科は
カートゥーンマンガコース「ストーリーマンガコース」の2種のコースに分かれています。
カートゥーンコースでは主に風刺・カリカチュアを描く技術を、ストーリーコースでは主に週刊誌や月刊雑誌でおなじみのコミックを描く技術を習得します。


 2000年に誕生したマンガ学科は、ストーリーマンガを大学での学問の対象にしたことで、非常に話題になりました。
それから既に12年、毎年授業の内容を点検し改善して、発達したカリキュラムを作りあげてきました。
もちろん、これでとどまることはありません。まだまだ発達中なのです。
初めての入試、初めての授業、初めてのコラボレーションが、今もまだ続いていると言えるでしょう。

このコースに興味を持っている人は、ぜひ、一度門をたたいてみてください。
オープンキャンパスもありますし、入試説明会もいいでしょう。




    クラスは70人!
ストーリーマンガコースの一クラスは、2006年度のマンガ学部創立の際、64名となりました。
それを2クラスに分けて指導することも当初考えられましたが、マンガはとてもパーソナルなものであり
講師によって作品評価が分かれることは当然のことなので、それぞれの講師との接触が偏ることのないよう、大人数クラスのままにしました。

64名は留学生や編入生・研究生の増加により、ときに70名近くなることもあります。
コースの学生には120×70cmの大きな机が個々に与えられ、それがずらりと並ぶ教室は圧巻です。
寒い時期、暑い時期には大学での制作が快適で、居残りを申請し、夜遅くまで制作に励む学生も、少なくありません。
 

    大学生の心得
さて、大学生とはどんなものでしょうか?

いい例を挙げてみましょう。
高校生から大学生になって、大きく違うのは、専門講義や選択実技など、様々に種類わけされた科目から
それぞれの学生が決められた単位数に沿って、自分のためのカリキュラムを自分で組むことです。
それはすなわち、自分の単位取得は自分で管理することになる、ということなのです。

このことに限らず、大学生活においては多くのことが、個人の管理に任されます。
高校までは、大きな声で先生がいろいろな規則や守るべき時間を知らせてくれていたでしょうが、大学ではそれはありません。
殆どのことが掲示板などに貼り出されるだけで進んでいきます。そして、学内公報に注意をするのは個々人の責任です。
在学中に成人する学生が殆どですから、高校生までのように保護される立場から、社会的責任を担い、自己決定し、
失敗も成功も自分の手に握る、一個の人間として扱われる必要があるのです。

授業に出席するも欠席するも自由ですが、決められた範囲を守って出席数を保ち、提出物を満たさないと簡単に落第してしまいます。
高校までのようにクラス担任講師はありませんので、出席日数が足りないと、いちいち個々人に注意する係もないわけですね。
ですから、自分の状況から逃げているうちに落第!となってしまうのです。

講義系の授業では、ノートを取ったりレポートを書いたりする「読み書き」の必要が大変多くなります。高校まででそれに慣れていない場合は、このこと自体が結構大変です。
そしてその方法をを教えてくれる授業はありません。大学とは、基本的に自分で勉学するところであり、手取り足取りではないことを承知しておいて欲しいと思います。
授業料を払えば単位を取れる、という考え方は、決して自分の向上には繋がりませんし、長い時間を大学で費やすにも係わらず、その時間と機会を無駄にしてしまうことにもなりかねません。

「自分の人生」というストーリーの中で、後戻りせずに目標に到達する「主人公」を演じ切れるよう、青春という時間の中にある大学生活を実りあるものにしてください。

ここでの時間は、人生を自分の力で歩き始める最初の入り口です。